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課題別研修「5S-KAIZEN-TQMによる保健医療サービスの質向上」 (2014年, JICA東京)
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キーワード : 5S、保健医療サービス
アフリカの医療現場では、業務環境が整備されておらず、病院のリソースが十分に活用されず、安全で質の高い医療を患者に提供できない傾向があります。JICAは、日本型の経営手法を応用した5S-KAIZEN-TQM手法を導入し、保健医療施設において5S活動―整理、整頓、清掃、清潔、躾―を定着化させ、業務環境を改善することで、病院管理の向上を図ってきました。
2007年度よりアジア・アフリカ知識共創プログラム「きれいな病院」が実施され、アフリカ諸国のパイロット病院での5S-KAIZEN-TQMの実践と、政策・制度への反映に関する取り組みが進められました。
当社はこのプログラムのフォローアップとなる本研修の受託機関として、アフリカの英語圏と仏語圏から2グループの研修員を受け入れました。研修は1週間の日程(英語圏グループはタンザニアの1週間の在外補完研修に参加)で実施され、研修員たちはJICA東京での講義・演習及び5Sを実践する病院見学を通して学びを深めました。一方的な講義形式を避けたインタラクティブ形式を取り入れた結果、研修員は自国の経験を整理・発表し、他国の現状を知ることによって、自国における課題や強みを導き出していました。研修終了後には、研修員のイニシアチブにより、情報共有ネットワークが形成されました。
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