沖縄県はこれまで、多くの離島やへき地を抱えながら、また、第二次世界大戦後の医療従事者や医療施設が極端に不足した状況のなかで、公衆衛生計画に基づいた保健推進の取り組みを積極的に実践してきました。実践の成果は保健状況の改善へとつながり、「ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals: MDGs)」の次の国際開発目標である「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)」の一つのターゲットとしても設定されたユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成を果たし、その後は「長寿県」として知られるようになりました。