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キーワード:母子栄養、SUN(栄養への取り組み拡充)、食の安全保障、研修管理能力強化、サービス統合 ジンバブエ共和国では、干ばつやコレラ流行、HIV/エイズの蔓延によって、特に子ども及び女性の食糧・栄養の安全保障が脅かされており、重度栄養不良国36ヶ国の一つであるとともに、2010年に発足した国際的な栄養不良対策計画に関する行動枠組みであるSUN(Scaling Up Nutrition)の対象国ともなっています。 本案件は、母子栄養の中でも特に完全母乳育児及び適切な乳児補完食の実践の増加を目的とした個別専門家案件で、ティーエーネットワーキングは「母子栄養管理強化」専門家を派遣し、支援対象地域であるマショナランドセントラル州での栄養関連サービスの向上や栄養サービスと他の保健サービスとの統合促進等に取り組んでいます。 第一年次には対象地域の栄養状態を、LQAS(Lot Quality Assurance Sampling) 調査や村落地域のお母さんたちによるフォーカスグループディスカッション等を通じて分析しました。また、コミュニティにおいて乳幼児栄養関連活動の一端を担う村落保健ワーカーを対象として、乳幼児栄養(Community Infant and Young Child Feeding:CIYCF)研修を、より効率的・効果的にカウンターパートが実施できるよう、研修サイクルマネジメント(Training Cycle Management:TCM)手法を活用しながら支援しました。 現在実施中の第二年次活動においては、第一年次の活動結果を踏まえて、予防接種拡大計画(Expanded Program on Immunization:EPI)活動時に、お母さんたちに対する栄養指導等を実施する計画を進めています。
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